チリで「悪魔の神殿」への入信者が急増。カトリック教会への不信から、自由や快楽を重視する信仰が広がっている。
特に、カトリック教徒が多いこの国で、悪魔を信仰するという行為が注目を集めている。
信者たちは、悪魔の象徴であるサタンやルシファーの名前を唱えながら、自由や快楽を重視する生活を追求することを目的としている。
実際、彼らは悪魔を崇拝しているわけではなく、個人主義や伝統的な宗教への懐疑心を象徴する存在として捉えている。
2021年に設立されたこの団体は、今年7月末にチリ法務省に宗教団体としての承認を申請し、メディアに取り上げられたことで信者が急増。
数週間で400人が新たに入信したという。
信者の中には、SNSプラットフォームTikTokを通じてこの団体を知り、自身の真実を探求するために参加した人も多い。
チリのカトリック教会への信頼は、性的虐待問題などの影響で急激に低下しており、1996年の77%から2020年には31%まで減少した。
このような背景が、悪魔の神殿への信仰を促進している。
現在、信者数は70万人を超え、アメリカでも同様の団体が認定されていることから、悪魔主義の信仰は国際的な現象となりつつある。
悪魔の神殿は、単なる反宗教的な動きではなく、現代社会における個人の権利や自由を求める一つの表現として位置づけられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0914dbc16435863e205f3db84e3d6528421cb373
チリにおける悪魔信仰の急増に関するコメントでは、信者の増加が伝統的な信仰とキリスト教との対立から生じているとの指摘がありました。
特に、アンデス地域では古代の土着信仰が復活し、キリスト教の悪魔観と融合している様子が伺えました。
あるコメントでは、キリスト教が他の神々を悪魔視することから、異文化の神々や古代の神話が再評価されていると述べられていました。
また、ニーチェ哲学の影響を受けた原始宗教の復活についても言及され、悪魔信仰が現代の社会問題に対する反発の一形態であるとの見解もありました。
さらに、日本の神々との類似性や、悪魔信仰が持つ契約主義についての考察も見受けられました。
こうしたコメントは、悪魔信仰に対する理解を深める一助となり、信仰の変容やその背後にある文化的背景を考える機会を提供していたようです。