Ciscoが「Cisco Live! 2024」でAI時代のプラットフォーム戦略を発表。セキュリティとデータ基盤の強化を目指し、AIインフラの整備が重要と指摘。
シニアバイスプレジデントのDave West氏は、AIがもたらす変革について語り、「Ciscoは新しくなった」と宣言しました。
彼は、ネットワーク、セキュリティ、AI、データの4つの焦点を掲げ、卓越したネットワーキング企業になるためには、まず卓越したセキュリティ企業である必要があると述べました。
このセキュリティ戦略は数年前から進められており、AI企業としての成長を目指す上で、データ企業としての基盤が重要だと強調しました。
特に、Splunkの買収により、データ面での強化が図られ、「全てがそろった」とのことです。
AIはインターネットに匹敵する影響を持つとし、特にアジア太平洋地域は大きな潜在性を秘めていると指摘しました。
しかし、同地域の企業のうち、AIの準備が整っていると答えたのはわずか15%で、86%の企業は今後1年半内にAI戦略を実装する必要を感じていると回答しています。
West氏は、AIの波に乗り遅れることが企業の倒産を招く可能性があると警告し、まずはAIインフラを整えることが重要だと助言しました。
Ciscoはこの1年間で10社を買収し、AIを活用したソリューションの構築を進めています。
その一環として、Splunkとの統合による可観測性の向上や、ThousandEyesを用いたデジタル体験の向上、新たな「Nexus HyperFabric AI Cluster」や「AI Pods」、セキュリティ強化の「HyperShield」、Webexの「AI Agent」などが発表されました。
これらの取り組みは、AI時代における組織のインフラを支えるための重要なステップと位置づけられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3a40015249e4bdd9cd11b1ee1feadf0a715a70c1