『トップガン マーヴェリック』放送前に、イラン空軍のF-14「トムキャット」が現役で飛び続ける理由を解説。
F-14は1986年の映画『トップガン』でトム・クルーズが演じるマーヴェリックの乗機として登場し、現在でも多くのファンに愛されているが、アメリカ海軍では2006年に退役した。
退役の理由は、冷戦終結後に敵対する存在が消えたことと、運用コストの高さであった。
しかし、イランは当時の親米的政策の影響でF-14を購入し、現在も陸上の飛行場から運用している。
イランは1970年代に79機のF-14を受け取ったが、イラン革命によりアメリカとの関係が悪化し、技術サポートが停止。
イランは独自に部品の国産化や技術開発を進め、現在でもF-14を運用し続けている。
これにより、冷戦時代の名機が「悪の枢軸」とされる国で現役で飛び続けるという興味深い状況が生まれている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6780cccdfb863dd4c8effdb3ecc31a9f119576ae
イラン空軍が運用するF-14「トムキャット」に関するコメントは、機体の技術的な特性や歴史的背景、そして現在の運用状況について多様な意見が寄せられていました。
特に、F-14が可変翼機であることから、艦載機としてのコンパクトさが求められた一方で、技術の進化により可変翼機が減少したことが指摘されていました。
また、イランのF-14は外見こそ変わらないものの、内部のエンジンや電子機器はオリジナルとは異なるものに換装されているため、実質的には「別物」とされていました。
さらに、映画「トップガン マーヴェリック」の中でのF-14の登場が感動を呼び、ファンの間での人気が再燃したことも多くのコメントで触れられました。
F-14の運用に関しては、イランが早期警戒機やミサイル発射機として活用しているとの意見もあり、現代の戦闘機との性能差を考慮しつつも、その存在意義があるとされていました。
全体として、F-14に対する愛情や思い出が強く、技術的な限界を抱えながらも、長年にわたって支持され続けていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
F14だけやなく、F111、バナビアトーネード、スホーイ17、ミグ23/27と、70年代に花盛りやった可変翼機が消えてもたのは、パワフルなエンジンの開発とコンピューター管制の進化、そしてフライバイワイヤ+CCVの導入で、翼型の変化に頼らなくても同じ飛行性能が発揮できるようになったからなんよな。
F14が可変翼を採用した理由の一つに艦載機故のコンパクト化がありました。
小学生の頃、初めて作った戦闘機のプラモが、F14太平洋横断グラマントムキャットだった。
米国は部品の流出を恐れて博物館のF14の重要部品も取り去る念の入れようにも関わらず未だに元気に飛んでいます。
イランのF14は、外見はほぼ変わっていないものの、エンジンや火器電子部品等はオリジナルとは全く違うものに換装されています。