JRAは2025年度の事業計画で、大阪杯や天皇賞などの1着賞金を3億円に増額し、褒賞金基準も変更。騎手へのメンタルヘルスサポートも実施予定。
この発表は15日に東京都内のJRA本部で行われた記者説明会で明らかにされました。
現在の大阪杯の1着賞金は2億円、宝塚記念、天皇賞・春、天皇賞・秋はそれぞれ2億2000万円ですが、これらがすべて3億円に引き上げられることで、競馬界における競争がさらに激化することが期待されています。
さらに、褒賞金の交付基準も見直され、大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念のすべてで優勝した馬には、内国産馬は2億円から3億円に、外国産馬は1億円から1億5000万円に増額されることが決まりました。
また、6競走のうち3競走で優勝した内国産馬には新たに2億円(外国馬は1億円)の褒賞金が支給されることも発表され、競馬界の活性化が図られています。
加えて、JRAは騎手のメンタルヘルスケアサポートを実施することを明らかにし、競技者の健康面にも配慮した取り組みを進める方針です。
阪神競馬場は、スタンドリフレッシュ工事を経て来年3月1日にリニューアルオープンする予定で、2月15日には一部がプレオープンすることも発表されました。
これにより、競馬ファンにとって新たな魅力が提供されることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0ca33bbfbe1d2fb5560f7d49e7229af85e5a17cf
JRAが大阪杯の賞金を3億円に増額したニュースに対して、ネットのコメントは多様な意見が寄せられました。
賞金の増額自体は評価される一方で、春天との日程がドバイと重なることから、有力馬が分散する懸念が示されました。
特に、長距離競走が衰退する中での賞金増額は焼け石に水との意見もありました。
大阪杯の価値が上がる期待がある一方で、日程の調整が必要だとの声も上がり、競馬界の今後の動向に注目が集まりました。
また、ジャパンカップを世界最高のレースに育てるための努力が求められており、海外の有力馬を日本に呼び込むための魅力向上が必要だとの意見もありました。
春天のトライアルとしての大阪杯が天皇賞と同じ賞金であることに疑問を持つ声もあり、天皇賞の名誉を考慮した賞金設定の見直しが求められました。
さらに、賞金の増額だけでなく、競馬の公正性を保つためのルールの厳格化や、海外との連携を強化することが重要だとの意見もありました。
全体として、賞金増額は良い方向性とされつつも、競馬界の発展にはさらなる取り組みが必要だとの認識が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
春天は賞金増額したところで焼け石に水だと思う。
ジャパンカップを世界最高のレースにっていう姿勢を見せてほしかった。
春天は世界との連携の方が見応えあって良いかもね。
日本の一線級ではないその下の種牡馬を輸出できれば。
春天のトライアルみたいな大阪杯が天皇賞と同じ賞金なのはおかしい。