電線大手4社が2025年3月期の業績予想を発表し、全社が増収営業増益を見込む中、EV市場の動向や米大統領選の影響が注目されています。
特に、住友電気工業とフジクラは売上高と各利益段階で過去最高を狙っています。
これは、AIの普及に伴うデータセンター向け製品の好調や、電力インフラ向けの需要が旺盛であることが背景にあります。
住友電工は自動車関連ではワイヤハーネスが好調ですが、EVの需要減少に懸念を示しています。
また、中東の紛争リスクや欧州・中国経済の停滞が影響し、売上高予想を500億円引き下げました。
フジクラは光ケーブルや光コネクターといったDC向け製品の需要が継続して伸びており、工数短縮が可能な点も評価されています。
しかし、EV市場の動向に対する不安が広がっており、特に欧州では中国製EVの攻勢が影響を及ぼしています。
米国大統領選におけるトランプ氏の再選が事業に与える影響も注目されています。
住友電工はメキシコで生産するワイヤハーネスについて、米国との自由貿易圏のため影響は少ないと見ている一方、フジクラは米国での売上比率が高まっており、ビジネス拡大の期待感を示しています。
古河電気工業は、米国の経済政策に対してプラスとマイナスの影響が混在するとし、情報通信ソリューション事業の復調を見込んでいます。
テレコム市場の回復を見越し、DC関連製品の需要を取り込む準備を進めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bc7622ea4f00e29cf1a697891d703c310a201bd0
電線大手4社の業績見通しに関するコメントでは、特にフジクラの株価の動向が多くの関心を集めていました。
フジクラは既に高いバリュエーションが付いているため、今後の株価の上昇が続くかどうか不透明だという意見がありました。
住友電工については、他の3社に比べて株価が出遅れているとの指摘がありましたが、車載系が主力であるため、フジクラのようなデータセンター系の恩恵を受けにくいのではないかという見解も示されました。
全般的に、株価は企業の本質とは異なるメカニズムで動くため、広い視野での投資が重要だという意見がありました。
また、無線通信技術に関する疑問も提起され、軽量化や配線の削減が今後のEV市場に与える影響についての考察もありました。
さらに、フジクラ株を持っていたことを後悔する声や、古河株の動きが遅いことに対する不満もあり、株式投資における経験や感情が多様に表現されていました。
このように、コメント全体からは、電線業界の株価動向や技術革新への期待が感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
株価は将来の業績まで織り込むもの。
国外のドクターがロボットで手術する際無線通信可能なのになぜ車ではできないのか。
フジクラ株買っておけばよかった。
フジクラ株持ってた人、平均買付値の15倍くらいになってるだろ?
住友電工は株価が上がらんなぁ。