ロンドン五輪女子1500mでのトマショワの銀メダルがドーピング違反により剥奪され、順位が繰り上げられた結果、エチオピアのA.アレガウィが銀メダルを獲得しました。
この決定は、世界陸連の独立不正監査機関であるアスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)が国際オリンピック委員会(IOC)に通知したことに基づいています。
トマショワは当初、同大会で4位に入賞しましたが、他の選手のドーピング違反が発覚し、成績が取り消された結果、銀メダルを獲得していました。
しかし、後にトマショワ自身もドーピング違反が発覚し、2012年の検体から禁止物質が見つかりました。
これにより、彼女は今年9月に10年間の資格停止処分を受け、12年6月21日から15年1月3日までの成績が取り消されることがAIUから発表されました。
上告が行われなかったため、この処分が確定したのです。
ロンドン五輪の女子1500m決勝には13人が出場しましたが、そのうち5人がドーピング違反で失格となっています。
トマショワの成績取り消しにより、順位が繰り上げられ、銀メダルはエチオピアのA.アレガウィ、銅メダルはアメリカのS.ラウバリーに授与されることとなりました。
金メダルはバーレーンのM.Y.ジャマルが獲得しています。
月刊陸上競技編集部は、この問題について引き続き注目し、公正な競技環境の確保に努める意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/00dcdedd7e35901eb4cf44bd3c2074b847332465
ロンドン五輪女子1500mでのトマショワの銀メダル剥奪に関するコメントには、さまざまな意見が寄せられていました。
多くのコメントでは、ドーピング問題が競技全体に与える影響についての懸念が強調されていました。
特に、予選や準決勝の結果にも影響が出ることや、ドーピングを行った選手が決勝だけでなく他のラウンドにも関与している可能性があることが指摘され、ギリギリ進めなかった選手たちへの迷惑が語られていました。
また、ドーピングが発覚した選手だけでなく、他の選手たちの努力や成果が疑問視されることへの不満も見受けられました。
さらに、過去の出来事に対する複雑な感情も表現され、10年以上前の結果が今になって変更されても、喜びが半分になるのではないかという意見もありました。
競技の公平性についての疑問も浮上し、1位の選手についても怪しむ声が上がるなど、競技全体の信頼性が揺らいでいることが伺えました。
最後に、1500m競技が特にドーピングの影響を受けやすい種目であるという見解もあり、今後の競技運営に対する懸念が示されていました。