東海大と桜美林大の教職員が賃上げを求め、ストライキを計画中。専任教員は10%、非常勤講師は15%のベースアップを要求している。
組合は、専任教員に対しては10%、非常勤講師に対しては15%のベースアップを要求しています。
この要求は、18日にそれぞれの大学に提出されたストライキの通告書に明記されており、大学側が要求を受け入れない場合には、実際にストライキが行われる見込みです。
組合によると、東海大学では過去十数年、桜美林大学では2006年以降、非常勤講師のベースアップが行われていないことが指摘されています。
この状況は、教職員の生活に深刻な影響を及ぼしており、労働環境の改善を求める声が高まっています。
教職員は、自身の職務に対する評価と報酬の適正化を求めており、ストライキに踏み切ることは、教育現場における賃金問題の重要性を再認識させる出来事となるでしょう。
今回のストライキが実施される場合、学生への影響も避けられないため、大学側は早急な対応が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/444b8978abc5219e5f3c8ddbe6c714abf3822d41
コメントでは、非常勤講師の薄給問題が長年続いていることが指摘され、実際に経験した人々がその苦境を語っていました。
非常勤講師は、通常の職業としてではなく、副業や教育歴を得るために働くケースが多いようです。
また、大学院生や研究生が教員公募に応募するための経験を積む場として非常勤講師を選ぶこともあり、安い賃金でも「奨学金のような感覚」で行っているとの意見もありました。
さらに、定年退職した教員が延長雇用の代わりに非常勤講師として働くこともあるようです。
しかし、本業として非常勤講師を選ぶ人々の中には、月収が25万円程度と厳しい状況にある方も多いという現実が語られました。
大学の常勤教員が賃上げされる中で、非常勤講師も同様に賃上げされるべきだとの意見がありましたが、それでも生活が安定するかは疑問視されていました。
また、少子化の影響で大学経営が厳しく、博士後期課程の学生が非常勤講師になることすら難しい現状が浮き彫りになりました。
さらに、大学の語学教育において非常勤講師が多く必要とされている一方で、語学教育の必要性自体が問われる声もありました。
賃金の上昇が求められる中、物価の上昇や学費の高騰も影響を与えているとの意見もあり、教育機関における非常勤講師の扱いについての疑問が呈されました。
ネットコメントを一部抜粋
非常勤講師の薄給問題は,むかしからあり,私も経験している。
博士号がとれても、大学のポストはドンドン無くなっている。
非常勤講師を安価に使うのを止め、一番下の専任講師でも良いから正規雇用するべきだ。
物価はとても上がっているから、賃金を上げないとね。
教育機関の多くは非常勤講師を「使い捨てのコマ」程度にしか思ってないですからね。