『道との遭遇』で、吉原遊郭の歴史と水路の関係が探求され、遊女の文化や監視体制についても触れられました。
要約するとCBCテレビのバラエティ番組『道との遭遇』では、MCのミキの昴生と亜生が進行役を務め、道マニアの髙山英男さんが東京都に存在する暗渠道を巡りながら「吉原遊郭」の歴史を探る内容が展開されました。
吉原遊郭は、江戸時代から昭和30年代まで、幕府公認の男女の社交場として栄えた江戸随一の花街であり、隅田川の近くに位置していました。
髙山さんは、遊郭と水路の密接な関係について語り、最初に訪れたのは山谷堀広場です。
ここには、江戸時代初期に開削された人工の水路「山谷堀」の痕跡が残されており、水門や橋の親柱が見られます。
かつてこの堀は吉原への水上路として賑わい、船宿や料理屋が立ち並んでいました。
髙山さんは、暗渠道を辿る中で、かつて遊郭へ向かう若旦那衆が乗った猪牙舟の存在も紹介しました。
また、衣紋坂に進むと、吉原遊郭の大門が見えてきます。
この遊郭は、周囲を水路で囲まれており、遊女の逃避や無銭飲食の防止、聖と俗の区別を目的としていたとされています。
吉原の出入り口は大門の1か所のみで、幕府による監視の便宜を図るための構造でもありました。
水路は「おはぐろどぶ」と呼ばれ、遊女が施していたお歯黒が水路に捨てられたり洗われたりしていたことが語られています。
お歯黒は、遊女の貞操や誠意の象徴ともされており、吉原遊郭の独特な文化を物語っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dab17812f6a836e1504b6d1102126ff1c8cce5a6