ビットコインは8%上昇も史上最高値には届かず。円安が影響し、買い集めの兆しも見える中、今後の動向が注目される。
金は年初から32%の上昇を遂げ、2718ドルに達し、2010年以来の年間最高パフォーマンスを示している。
一方、S&P500も約23%の上昇を記録している。
ビットコインは7カ月間の横ばいから下落傾向を経て、年初からは50%以上の高水準を維持しているが、史上最高値を更新できていない。
その理由の一つは、3月に7万3700ドルを超える史上最高値を記録した後、急激に価格が上昇したため、調整が必要だったことが考えられる。
特に、夏にはドイツ政府による大量の押収ビットコインの売却や、マウントゴックスの弁済が影響し、売り圧力が高まった。
ビットコインは24時間取引されるため、他の資産よりもボラティリティが高く、流動性の低下が価格に影響を与えることがある。
とはいえ、最近では「エビ」と呼ばれる1ビットコイン未満の保有者や、「クジラ」と呼ばれる大口投資家が買い集めを行っており、史上最高値更新の条件が整いつつある。
さらに、米国の中央銀行による利下げやトランプ氏の支持率上昇、ビットコイン現物ETPへの資金流入もポジティブな要因となる。
また、日本円の下落も注目される。
最近の消費者物価指数の発表を受けて、円は1ドル150円まで下落し、日銀のさらなる利上げが期待されていないことが示唆されている。
過去5年間で、ビットコインは円に対して1000%以上上昇しているが、他の通貨に対しては相対的に低い上昇率にとどまっている。
金も同様に、円に対して150%の上昇を見せているが、他の主要通貨に対しては80~90%の上昇にとどまっている。
これらの要因がビットコインの価格にどのように影響するか、今後の動向が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b05b0528da3ed3d52cc1c7f1a386c1b97a2e6532
ネットのコメントでは、円安がビットコインの価格に与える影響についてさまざまな意見が交わされた。
多くのコメントが、円安がビットコインの上昇を後押しするという見解を示していたものの、全ての通貨の価値が下がっている現状も指摘されていた。
特に、米ドルとの関係性が強調され、ビットコインの価格動向が為替に大きく影響されることが強調されたのです。
具体的には、BTCをドル建てで見ると、円高が進むと為替差益を逸するリスクがあるため、投資家は慎重になる必要があるという意見もありました。
さらに、ビットコインの発行量に上限があることから、今後数年で価格が数倍に上昇するとの楽観的な見通しも見られました。
総資産の1%をビットコインに保有することが推奨されるなど、長期的な投資戦略が提案される場面もありました。
全体として、円安の影響を受けつつもビットコインの将来性に期待を寄せるコメントが多く見られたのです。
ネットコメントを一部抜粋
円安だからビットコインが上がる、ってのは甘い。
最近の暗号資産の価格は、ドル建てBTCにほぼ連動している。
来年は半減期後の爆上げが予想される重要な年。
総資産の1%は保有しとこう。
まだ間に合います。