韓国の70年代生まれは親と子供を扶養し、「ケア三重苦」に直面。老後の不安も増大しており、ケアサービスの不足が深刻化している。
要約すると韓国の1970年代生まれの世代は、親と子供の両方を扶養する「ケア三重苦」に直面している。
財団法人「ケアと未来」が実施した調査によると、1970~1974年生まれの成人の4人に1人が、子供と親を同時に扶養していることが明らかになった。
この世代は、リタイアを控えた1960年代生まれの世代よりも、ケアの負担が大きく、老後に対する不安も増している。
調査対象者の76%が子供に経済的支援を行い、42%が親を扶養している。
扶養にかかる月平均支出は、子供に107万ウォン(約11万6357円)、親に62万ウォンで、両方を扶養する場合は155万ウォンに達する。
対照的に、1960年代生まれは子供が独立しているケースが多く、扶養の負担は相対的に軽い。
さらに、70年代生まれの80%が働いているが、56%がいつまで働けるか不安を感じている。
年金の受給までの所得の空白に対する不安も大きく、91%が不安を感じている。
健康状態についても、70年代生まれは身体的健康に対する自信が低く、非健康寿命が10.5年と予測され、60年代生まれの9.0年よりも悲観的である。
調査結果は、70年代生まれがケアサービスの不足を強く感じていることを示しており、今後の高齢化社会に向けた政策の見直しが求められている。
キム・ヨンイク理事長は、ベビーブーム世代のリタイアによってケア需要が増加することを警告し、新たなケア世代に合った政策の必要性を強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a84c1386c6d888f6057a3fac1deb3238630eb210