ロサンゼルス・ドジャースの後払い契約が不公平と指摘され、総額が10億ドルに迫る中、他球団ファンの不満が高まっています。
ドジャースは、フリーエージェントのブレーク・スネル投手と5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)の契約を結び、そのうち6000万ドルが後払いとなっています。
この後払い金が加算され、ドジャースの後払い総額は9億6200万ドルに達し、10億ドルに近づいています。
この金額は他の29球団を大きく上回っており、他球団のファンからは不満の声が上がっています。
さらに、大谷翔平選手の契約では7億ドルのうち6億8000万ドルが後払いであり、ムーキー・ベッツ選手も1億1500万ドルが後払いです。
フレディ・フリーマンとウィル・スミスも合わせて1億ドル以上の後払い契約を結んでいます。
オフシーズンが続く中、ドジャースはヤンキースからのフアン・ソト外野手の獲得にも興味を示しており、後払いの総額がさらに増加する可能性があります。
MLBの労使協定では、後払い契約が認められており、長年にわたって多くの選手がこの制度を利用しています。
例えば、ボビー・ボニーヤは01年に引退後、メッツから毎年120万ドルを受け取り続けており、フランシスコ・リンドアやエドウィン・ディアスも長期にわたる後払い契約を結んでいます。
しかし、ドジャースのようにこの制度を徹底的に活用しているチームは少なく、これによりチームはぜいたく税を抑えつつ、優秀な選手を獲得する余地を確保しています。
ニューヨーク・ポスト紙は、この状況が不公平に見えるとしつつも、現行の労使協定が失効する2026年12月まではこの状況が続くと述べています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bb17e83c27fa542fcd368b3ffb189bed82b4ea21
ドジャースの後払い契約に関するコメントは、制度の公平性や他球団の戦略に対する意見が多く見られました。
多くのユーザーは、ドジャースが後払い契約を利用していることに対し、ルールの範囲内で行われているため不公平ではないとの意見を持っていました。
特に、ドジャースのように財政的に余裕のあるチームがこの制度を戦略的に利用することが、他球団にとっても一つの選択肢であると捉えられていました。
一方で、他球団が同様の契約を結ぶことができない理由や、後払い契約に伴うリスクについても意見が交わされました。
特に、後払い契約が将来的に球団のペイロールを圧迫する可能性があることや、選手の信頼性が重要であるとの指摘がありました。
また、ドジャースの戦略がMLB全体の発展にどのように影響するかについても懸念が示されていました。
さらに、次の労使協定で後払い制度に対する修正が入る可能性が高いとの見解もありました。
過去の事例として、メッツのオーナーに対する特別税が導入されたことが挙げられ、今後の制度改正に期待が寄せられていました。
全体として、ドジャースの後払い契約は賛否が分かれつつも、多くの人々がその影響や将来的な制度の見直しについて真剣に考えていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
何故この制度が不公平に見えるか、そのことがふれられていない。
ルールを破っていない限り、不公平と言うのはただの妬みですよね。
現状は認められているルールの中でやっている事なので、全く問題ない。
不公平の意味が分からない。
他球団も真似すれば良いだけの事だ。
なぜニューヨークメディアが批判するのか理解できない。