北陸新幹線のルート選定に関する議論が続く中、上越新幹線の新宿延伸の必要性が再浮上。整備効果や費用対効果を検討する重要な時期に来ている。
小浜ルートを支持する声は、完全別線でなければリダンダンシー(代替機能)が確保できないと主張する一方、米原ルート支持者は「米原~新大阪間の完全複々線化」や「別ルートでの接続」を提案している。
両者とも新大阪までの完全別線を求めているが、小浜ルートの整備には約5兆円、米原ルートには約1兆円が必要とされ、米原ルートの完全別線化は費用が過大になりがちで、費用対効果が悪化する懸念がある。
北村氏は、東京側の二重系化が議論されていないことに疑問を感じている。
上越新幹線は大宮~東京間の線路を東北新幹線と共用しており、東京駅の容量が逼迫しているため、新幹線の増便が必要であるが、東京駅の構造上、運行のハードルが高い。
小浜ルートが推進されるなら、大宮~都内の新たな新幹線整備が求められる。
上越新幹線の計画では新宿駅が終点として設定されていたが、実現には至っていない。
新宿駅や池袋駅周辺には新幹線駅の設置計画が過去にあったことが確認されており、今後、新幹線のルートや駅設置について再検討が必要とされている。
北村氏は、北陸新幹線にリダンダンシーを求めるのであれば、未完成の上越新幹線新宿延伸を早期に実現することが重要であると主張している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5b54dec5a41c10cf859d7177b206778758f447b6
北陸新幹線のルート議論では、小浜ルートと上越新幹線の新宿延伸の必要性が主な焦点となりました。
多くのコメントが寄せられ、特に東京~大宮間の過密化が問題視され、米原ルートの方が利便性やコスト面で優れているとの意見が多く見られました。
例えば、北陸新幹線が敦賀まで開通したことで、大阪から北陸へのアクセスが不便になっている現状を解決するためには、米原ルートの方が現実的であるという指摘もありました。
また、新宿発着の新幹線については、乗降客の多さや駅の構造上の課題から、実現が難しいのではないかとの懸念も表明されました。
さらに、北陸新幹線の延伸に伴うコストや工期の長さが問題視され、特に小浜ルートに関しては、5.3兆円という巨額な建設費用が懸念されました。
これに対し、米原ルートの方が費用対効果が高いという意見もあり、利用者の利便性を考慮すると、米原を選ぶべきだという声が強まりました。
全体として、北陸新幹線のルート選定には多くの課題があり、慎重な議論が必要であるという意見が共通していました。