奈良県吉野町で行われた「オフラインキャンプ」では、スマホ依存の子どもたちが自然の中で過ごし、リアルな体験を通じて変化を目指しました。参加者は自らの目標を発表し、スマホの誘惑に負けず自分を管理する決意を固めました。
このキャンプは、兵庫県立大学の竹内和雄教授が主催し、今年で10年目を迎えました。
参加者は9歳から18歳までの17人で、特に高校2年生の妃愛さん（16）と高校1年生のたいきくん（15）が密着取材されました。
妃愛さんは、食事中もスマホを手放さず、勉強も手につかない状態が続いていました。
彼女は「ご飯だけに集中するのがつまらなくて、YouTubeを見てしまう」と語り、母親もその状況に苦慮していました。
キャンプに参加することで、スマホの誘惑に打ち勝ちたいと考えています。
一方、たいきくんは中学生の頃からスマホゲームにのめり込み、今年の夏からは学校にも通えなくなったと告白。
キャンプでは、スマホやゲーム機が回収され、参加者はネットのない環境でリアルな体験を重視しました。
アユのつかみ取りやカレー作りなど、自然の中での活動を通じて、彼らは「リアルの楽しさ」を体感しました。
キャンプの狙いは、スマホ依存からの脱却と共に、仲間との絆を深めることです。
最終日には、参加者がそれぞれの目標を発表し、妃愛さんは「受験勉強を頑張る」と決意を述べ、スマホの誘惑に負けず自分を管理することを誓いました。
このキャンプを通じて、彼らは少しずつ変化を遂げているようです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/56c62e487926307ccb70ae95a47a3c0b647d286c
スマホ依存からの脱却を目指すオフラインキャンプに参加した人々のコメントは、様々な意見が寄せられました。
参加者の一人は、川遊びを楽しむ中で、スマホでの写真撮影を思いながらも、周りとのコミュニケーションがより楽しいと感じたと述べていました。
このように、自然の中での体験が直接的な交流の重要性を再認識させたようです。
また、スマホの小さい画面に時間を奪われることや、SNSによるリスクについても触れられ、特に子供へのスマホの影響を懸念する声がありました。
依存症については、若い世代が特に影響を受けやすいとの指摘もあり、合宿の短期間での改善には懐疑的な意見も見受けられました。
さらに、スマホが日常生活において必要不可欠であるという意見もあり、オフラインキャンプの効果が持続するかどうかについての関心が寄せられました。
全体として、参加者は自然とのふれあいを通じて、スマホから離れることの重要性を感じつつも、長期的な解決策が求められると感じていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
川遊びしてる時の、みんなが楽しんでる時とか、ふとした瞬間に（スマホで）写真撮りたいなと何回か思ったりしました。
大人も子供も、スマホの小さい画面で動画やアプリに多くの時間を食いつぶされていました。
依存症は歴とした病気なんだろ？合宿だか知らんが、たった三日で根本から解決するとは思えんけどね。
流石に外出時は電車以外と作業時はスマホからは離れるようにしていました。
一時的に離れても普段の生活に戻れば三日坊主だろ。