SMNがLogicadでAIを活用したコンテクスト広告を開始し、広告効果を大幅に向上させることを発表。
要約するとソニーグループのマーケティングテクノロジー事業を展開するSMNは、運営するDSP(広告主向けプラットフォーム)「Logicad」において「コンテクスト広告」の提供を開始した。
この新しい広告形式は、AI(人工知能)を活用して、商品やキャンペーンのコンセプトと関連性の高いメディアコンテンツを自動的に判定し、消費者の興味関心を捉えた効果的な広告訴求を実現することを目的としている。
具体的には、広告配信対象のコンテンツに対し、AIが意味的・文脈的な関連性を元に選定を行い、消費者がその瞬間に接触しているメディアコンテンツに広告を配信する。
効果検証のために行われたテスト配信では、小売業が広告主となり、特定のテーマに関する物販イベントの告知を行った結果、全体の平均CTR(クリック率)を約6倍も上回る成果を上げた。
この成功は、従来の3rd Party Cookieに依存しない広告配信の開発が進んでいる中でのものであり、SMNは大規模言語モデルを活用してWebサイトやメディアコンテンツの分析を行ってきた。
月間3億件のデータを基に、広告のコンセプトとWebサイト・メディアコンテンツの意味的・文脈的なマッチングの精度を検証し、今回のコンテクスト広告の提供に至った。
これにより、広告主はより効果的な広告戦略を展開できる可能性が広がる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f807d52ff3f7a1e692bceae39da2fd8d52d48608