JFEシステムズがMicrosoft Azure対応の経営分析テンプレート「SIDEROS KPIMart」を発表。AI活用を促進し、SAPデータの迅速な分析が可能に。
要約するとJFEシステムズ株式会社は、AIによる分析・活用が可能なデータ基盤の早期構築を目的に、自社開発の経営分析テンプレート「KPIMart」をリニューアルし、Microsoft Azureに対応した「SIDEROS KPIMart」として販売を開始した。
この新しいテンプレートは、SAPユーザーからの要望に応じてマルチクラウド利用やデータ統合を実現するために、Azureのアーキテクチャを基に再設計されている。
SIDEROS KPIMartは、BIツール「SAP BusinessObjects」をベースにしており、SAP ERPのデータ構造が事前に定義されているため、ユーザーはすぐにデータを利用することができる。
具体的には、SAP S/4HANAのデータをAIやクラウド環境で活用するためのパッケージ化がなされており、約150件のデータモデルと20件の分析シナリオが事前定義されている。
この仕組みによって、Microsoft CopilotなどのAIを活用し、データ分析や報告作成が迅速に行えるようになる。
具体的な利用例としては、自然言語での問い合わせによるデータフローの支援、情報の要約、販売見込みの差異分析などが挙げられ、これにより業務効率が大幅に向上することが期待されている。
JFEシステムズは、この新しいテンプレートによって企業が迅速にデータ分析を行い、経営判断を支援することを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/42f3062a1551c8daa593667eac31566be09e94af