ロサンゼルス・タイムズのAI偏向度チェック導入計画

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ロサンゼルス・タイムズがAIを使った記事の偏向度チェックを導入予定。読者が異なる意見を比較しやすくする機能も。

要約するとアメリカのロサンゼルス・タイムズ紙が、人工知能(AI)を用いて記事の偏向度を分析する「バイアスメーター」の導入を計画している。

この取り組みは、オーナーのパトリック・スーン・シャン氏によって提案され、読者が記事の偏りを理解できるようにすることを目的としている。

スーン・シャン氏は、主要メディアがニュースとオピニオンの区別を曖昧にし、その結果としてメディアの信頼性が低下していると指摘。

彼は、偏見を持たない報道が重要であると強調し、同じテーマに対する異なる立場の記事を同時に閲覧できる機能を導入する意向も示した。

この機能により、読者は異なる意見を比較し、コメントを投稿することができるようになる見込みである。

電子版での実施が想定されている。

しかし、この計画に対して同紙の労働組合は反発を示しており、オーナーが具体的な証拠を示さずにスタッフに偏見があると指摘したことに抗議している。

また、同紙は11月の米大統領選に向けて、民主党のハリス副大統領を支持する社説を準備していたが、スーン・シャン氏の判断でその支持表明を見送ったことが報じられ、複数の論説委員がこれに対して抗議を行った。

このように、AIを用いた偏向度チェックの導入は、メディアの報道スタイルに新たな変化をもたらす可能性があるが、内部の反発や倫理的な問題も浮上している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a8dea891f8b9e29edf5b2aff0ce94cdfb8d1d3a3

関連URL

2025年最新!西日本のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。