エリザベス・ウォーレン議員がトランプ次期大統領に対し、イーロン・マスクの起用が利益相反を招くと警告。マスクの企業との関係が問題視されています。
ウォーレン議員は、12月17日にトランプに宛てた書簡で、マスクが倫理規定に従う意向があるかを確認し、特にマスクの企業であるテスラやスペースXが政府との契約から利益を得ている点を指摘しました。
彼女は、マスクが連邦職員ではないものの、連邦職員と同様の倫理基準を遵守する必要があると述べ、何の規制も課さないことは「かつてない規模の腐敗」を招くと強調しました。
これに対し、トランプの広報担当キャロライン・リーヴィットは、ウォーレン議員の書簡を批判し、次期大統領の政権移行チームは最高の倫理基準を維持する意向であると述べましたが、マスクに対する倫理規定の適用については言及しませんでした。
トランプ自身も、マスクの起用が利益相反につながるとの懸念を否定し、マスクが国家を優先すると主張しました。
米国の政府機関の職員は厳格な倫理規定の対象となりますが、DOGEのような外部のアドバイザリー委員会は一般的に同じレベルの監視を受けません。
専門家は、DOGEが広範な権限を持つことを指摘しつつ、マスクや共同議長のヴィヴェック・ラマスワミに適用される基準が異なるかどうかは不明としています。
ウォーレン議員がマスクの起用に関して書簡を送った背景には、彼女がこれまでマスクやハイテク企業を批判してきたことがあります。
彼女は8月にもテスラの取締役会に対して利益相反の問題に関する警告を発し、SECに介入を求める可能性を示唆していました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a16869510174c168313875aed1564347f358855f
ウォーレン議員が警告したマスク起用の利益相反問題に関するコメントでは、様々な意見が寄せられました。
多くのコメントが、イーロン・マスク氏の起用に対する懸念を示し、特にトランプ政権下での人事やその影響力に疑問を抱く声が多かったです。
コメントの中には、トランプ大統領自身が「利益相反」の象徴であり、彼の人事が身内優遇に基づいているとの指摘がありました。
また、マスク氏が選挙資金を投入したことから、アメリカ政府が個人の利益を優先する組織に成り下がったとする意見もありました。
さらに、民主党議員に対する批判も見受けられ、彼らが不法移民の問題を棚上げしているとの指摘がありました。
多くのコメントが、利益相反が日常的な問題であるとし、他国でも同様の状況が見られるとの意見がありました。
アメリカ国民の支持がある限り、この問題は解決しないのではないかとの懸念も示されました。
また、アメリカ中央銀行FRBの存在についても触れられており、腐敗の懸念を排除するためにはその存在を否定する必要があるとの意見がありました。
全体として、ウォーレン議員の警告に対する反応は、マスク氏の起用に関する疑念や、アメリカ政治の腐敗に対する懸念が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
「DOGEのような外部のアドバイザリー委員会は一般的に、同じレベルの監視を受けない」
「トランプ自身が『利益相反』そのものだから」
「アメリカの為に大鉈を振るわれる訳なので既得権益を持つ人々は恐れている」
「利益相反もあるかもだけど、それ以前に南アフリカ生まれで今だに南アフリカ国籍持ってる人間を起用する事を誰も問題視しない」
「自分の会社よりも国家を優先する社長なんていないと思う」