東京ミッドタウン日比谷で開催される「超さわれる美術館」では、視覚障害者も楽しめる新しいアート体験が提供され、特に「握手できるモナリザ」が注目されています。
要約すると電通デジタルとNPO法人八王子視覚障害者福祉協会が共同で開催する「ENTOUCHABLE MUSEUM – 超さわれる美術館」が、2023年12月20日から東京港区の東京ミッドタウン日比谷で行われる。
このイベントは、視覚障害者を含む全ての来場者が芸術作品を全身で体感できる新しいアート鑑賞の形を提供することを目的としている。
特に注目されるのは、東京大学大学院の研究室が開発した超音波触覚技術を用いて展示される「握手できるモナリザ」である。
この作品は、モナリザの下に設置された超音波触覚装置を通じて、来場者が手を入れることでモナリザが指で手をなぞったり、握手をする感覚を味わえる。
さらに、音声触覚変換技術も導入されており、音を振動に変換することで、戦争画の登場人物の声や風景の音を肌で感じることができる。
例えば、関ケ原合戦図屏風では戦場の喧騒を体験でき、野尻湖と山並みでは水の流れや草木の揺れを感じることができる。
このイベントは、12月20日から22日の3日間行われる予定であり、視覚に頼らない新たな芸術体験を提供することが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6d635cd054e2682557d609b63962100de526bffd