中国の離婚率が高まる中、結婚写真の廃棄専門業者が登場。劉偉さんは、結婚の記憶を葬り去るサービスを提供し、顧客の70％は富裕層の女性。経済的要因や社会的変化が離婚を後押ししている。
要約すると中国の離婚率が高まる中、結婚写真の廃棄を専門とする新たなビジネスが注目を集めている。
北京郊外の業者、劉偉さんは、結婚写真、ドレス、指輪などを有償で廃棄するサービスを提供しており、過去1年間で2600件の結婚の記憶を葬り去った。
中国では結婚時に多額の費用をかけて撮影した写真が、離婚後の処理に悩みの種となることが多い。
特に、アクリルやガラスなどの硬い材質で作られた額縁は破砕が難しく、サイズも大きいため、簡単に捨てることができない。
さらに、写真を燃やすことがタブー視されているため、廃棄が難しいという背景がある。
劉さんは、今後このサービスが美容室やジムのように日常的なものになると予測している。
中国の離婚率は高く、特に都市部では顕著であり、政府は離婚に先立って30日間の熟慮期間を設けるなどの対策を講じているが、依然として離婚件数は増加傾向にある。
劉さんは、離婚関連産業に注目が集まる中で、40万元を投資し、粉砕機や圧縮機を導入して事業をスタートした。
顧客の70％は富裕層の女性で、インターネットを通じて注文を受け付け、廃棄過程を撮影して顧客に送信する。
廃棄料金は重さに応じて設定され、特に都市部では高い需要が見込まれている。
離婚が増加する理由には、経済的ストレス、生活費の上昇、女性の社会的地位の向上などが挙げられ、今後もこの傾向は続くと見られている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2f20964b3bc3be3d96f55e2969711a43a1438d9