ベラルーシは2024年1月に大統領選を実施し、ルカシェンコ氏が出馬を表明。彼の強権統治が続く中、反体制派の抗議があったが、政権は武力鎮圧を行った。
要約するとベラルーシは2024年1月26日に大統領選を実施することを発表しました。
現職のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(70)は、7選を目指して出馬する意向を示しました。
ルカシェンコ氏は以前、次期大統領選には出馬しないと主張していましたが、これを撤回しました。
ベラルーシは「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ氏による約30年間の強権統治が続いており、2020年の前回選挙では反体制派が結集し、体制転換の機運が高まりました。
しかし、政権はルカシェンコ氏の圧勝を発表し、開票不正があったとして大規模な抗議デモが発生しました。
このデモは武力で鎮圧され、反体制派や独立系メディアは壊滅的な打撃を受けました。
欧米諸国はベラルーシに対して政治弾圧を理由に制裁を科しました。
ルカシェンコ氏はデモの後、権限を縮小する改憲を行った後に退任すると表明し、次期大統領選には出馬しないと繰り返していましたが、2022年には国民投票を実施し、改憲を成立させました。
この改憲により、大統領任期は最大2期に制限される一方で、ルカシェンコ氏の過去の任期がリセットされ、次期選挙への出馬が可能となりました。
改憲成立後もルカシェンコ氏は退任せず、国外に逃れた反体制派は「彼が約束を破り、大統領を続けるつもりだ」と指摘しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2ac9e2ad11bf8629876673b51b12b95735a96ad1