サウジアラビアがイランに合同軍事訓練を提案、イスラエルに対抗する動きが注目される。
要約するとサウジアラビアがイランに対して紅海での合同軍事訓練を提案したと、イランの半国営通信社ISNAが報じています。
イラン海軍のシャフラム・イラニ司令官は、サウジがこの訓練を要請し、両国がそれぞれの海軍を自国の港に招待する意向を示したことを明らかにしました。
イラニ司令官は、両国間の訓練に加えて、他国の参加も視野に入れていると述べ、訓練の具体的な方式について協議中であることを強調しました。
この動きは、中東におけるサウジとイランの軍事的協力が進展していることを示しており、特にイスラエルの影響力が拡大している状況において注目されています。
最近、イスラエルがガザ地区に続きレバノン、シリア、イランに対して軍事行動を強化しているため、サウジとイランの協力はイスラエルを牽制する意図があると解釈されています。
さらに、サウジは昨年10月に始まったガザ戦争の前まで、米国の仲介でイスラエルとの国交樹立を議論していました。
AFP通信は、サウジとイランの合同軍事訓練が行われるのは初めてのことであると評価しています。
なお、サウジ側はこの報道に対するコメントを出していない状況です。
サウジはスンニ派のイスラム宗主国であり、イランはシーア派の盟主として知られており、両国は2016年に国交を断絶し、昨年3月に中国の仲介で外交関係を復元しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f2354a04d7b05895facfe4573f97d90058a0b3b