HKSがトヨタGRヤリス/GRカローラ向けに強化ピストンとコンロッドを発売。高圧縮化と高強度を実現した新パーツ。
要約するとチューニングパーツメーカーのHKSが、トヨタの「GRヤリス」と「GRカローラ」に搭載されているG16E-GTSエンジン用の新しい強化パーツを発売しました。
これには、ハイコンプ仕様の強化ピストンとコンロッドが含まれています。
ハイコンプ仕様のピストンは、基本径が87.5mmで、重量は352gという軽量設計です。
このピストンは、HKS独自の「トリプルタンブル」冠面形状を採用しており、ピストンが上昇する際に中央吸気側に第3のタンブル流を発生させることで、ノッキングの発生を抑制しています。
使用されている素材は高温強度の高いA2618材で、駄肉を極限まで削減し、剛性と軽量化を両立させる「BCD(Bridge Concept Design)」構造が特徴です。
また、トップリング溝上部にはニッケルメッキ処理が施されており、耐ノック性と耐摩耗性が向上しています。
さらに、2層式コーティングを採用することで、焼き付き耐性とフリクションの低減も実現されています。
トップリングにはチタンコートが施され、耐久性も向上しています。
ハイコンプ仕様のコンロッドは、ニッケルクロム鋼の削り出しで製造され、I断面仕様により、純正品に比べて25%の強度アップを実現しました。
表面にはWPC処理が施され、疲労強度も向上しています。
ピストンピンの径は24mmに対応しており、価格はピストンが28万1600円、コンロッドが15万6200円、専用ピストンピンが1万120円、3点セットで42万6800円(税込)となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/84a6d6236d2f2e57fb5d64a9880387f5b2783d14