新1000円札の北里柴三郎と旧札の新渡戸稲造が似ているとの声が多く、肖像選定基準や両者の功績が注目されています。
特に、丸いメガネや口ひげ、恰幅の良い紳士という共通点が指摘されています。
この似た印象が、混乱を引き起こす可能性があるため、肖像画の選定基準についての理解が求められます。
お札の肖像は、財務省、日本銀行、国立印刷局の協議を経て、最終的には財務大臣が決定しますが、法令で明確に定められた基準は存在しません。
選定にあたっては、偽造防止の観点から精密な写真が必要であり、肖像彫刻の観点から品格が求められます。
また、肖像の人物は国民に広く知られ、その業績が認められていることも重要です。
これにより、明治以降の人物が選ばれやすくなり、大正以降の人物はまだ選ばれていません。
これが、異なる人物でも似ている印象を持たれる理由の一因と考えられます。
北里柴三郎は「近代日本医学の父」として知られ、細菌学の第一人者です。
彼は、破傷風菌の純粋培養に成功し、ペスト菌の発見にも寄与しました。
帰国後は、伝染病研究所や北里研究所を設立し、日本の公衆衛生と感染症研究の発展に大きく貢献しました。
彼の業績は多くの命を救い、日本の医学を世界水準へ引き上げたとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f0b0b71b0ee87c0eb89796d776a3ef1416ea6c3
新1000円札の肖像選定に関するコメントは多岐にわたり、特に北里柴三郎と新渡戸稲造の肖像が似ていると感じる人が多かったです。
コメントの中には、実際に5000円札と間違えた経験を持つ人が多く、財布を確認した際に焦ったエピソードが多く見られました。
特に、色合いの違いや、肖像の印象から混同することがあるという意見がありました。
過去の紙幣では、聖徳太子の肖像が使われていたことも話題に上がり、当時の紙幣デザインとの比較が行われました。
また、肖像選定の基準についても言及があり、偽造防止の観点からヒゲのある男性が好まれる傾向があることや、存命者の肖像が使われないことが挙げられていました。
コメントには、政治色が薄い日本の紙幣に対する評価や、肖像選定の難しさについての意見もあり、様々な視点からの考察がなされていました。
全体的に、混同の可能性を懸念する声が多く、肖像選定に対する興味が感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
紛らわしくないように、間に樋口一葉の時代を挟んでるし、金額で紙幣のカラーリング違うし、
印刷局でC券と呼ばれる聖徳太子像頃は縦の寸法も額面ごとに違ったのでより分かりやすかった。
似ているとしても、新渡戸稲造の5000円札は、ほぼ出回っていないから問題ないのでは?
お札の肖像になりたい願望はないけど、我々もせめて社会に寄与出来る生き方をしたいものですね。
歳取ると顔の認識も曖昧になって同じような顔に見えるからね。