ルイジアナ州で鳥インフルエンザによる初の死者が確認され、感染経路やリスクが警告されている。感染者は基礎疾患があり、病気の鳥と接触していた。
要約するとアメリカ・ルイジアナ州で、鳥インフルエンザに感染した住民が死亡した。
州保健局は1月6日にこの情報を発表した。
2024年以降、アメリカでは66件の鳥インフルエンザの人への感染が確認されているが、今回の死亡例は初めてである。
亡くなった患者は65歳以上で基礎疾患があり、入院後に死亡した。
この患者は自宅の裏庭で病気や死んだ鳥、野鳥と接触しており、鳥インフルエンザA（H5N1）への感染が確認された。
アメリカ疾病予防管理センター（CDC）は、12月にこの患者から採取されたウイルスの遺伝子を解析した結果、患者の体内で変異が起こった可能性があると報告している。
アメリカでは家禽や畜牛への鳥インフルエンザ感染が拡大しており、人への感染例はほとんどが軽症で、感染者の多くは病気の家禽や乳牛に接触がある農場労働者である。
世界保健機関（WHO）によると、世界全体で950件以上の鳥インフルエンザ感染が報告されており、そのうち約半数が死亡している。
CDCは一般市民の感染リスクは低いが、家禽や牛、野生動物、非加熱・非殺菌の牛乳を取り扱う職業の人々には感染リスクが高いと警告している。
ルイジアナ州で確認されている鳥インフルエンザの感染例は亡くなった患者のみであり、人から人への感染は確認されていない。
州保健局は、鳥インフルエンザへの感染を避けるために、病気や死んだ野鳥との接触を避けることや、適切に調理されていない動物由来製品を避けることを呼びかけている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f6ab4fd03d0cd7ac87862f834482996381f3bdaf