習近平主席の「1号命令」が2023年から消失。軍事訓練の開始命令が恒例だったが、権威への影響が懸念される。
「1号命令」とは、習近平中央軍事委員会主席が人民解放軍に対してその年の軍事訓練を開始するための重要な命令であり、2018年から2022年までの5年間、毎年新年に行われていました。
最初の「1号命令」は2018年1月3日に発出され、習近平主席が全軍に訓令を発し、実戦に適する軍事訓練を強化するよう求めました。
その際には7000人を超える武装兵士や300台の軍事装備が集結し、全国に4000ヵ所を超える分会場が設けられ、前代未聞の盛大な催しが行われました。
このような背景から、「1号命令」は習近平政権の意気込みを示す重要なイベントとなっていました。
しかし、2023年と2024年には「1号命令」の発出がなく、報道もされていません。
通常は1月4日前後に新華社などの官製メディアから報道があったが、今年はそれが見られず、代わりに2025年の軍事訓練が始まったとの報道があったことが注目されています。
この「1号命令」が3年連続で消えたことは、習近平主席の権威に影響を与える可能性があり、人民解放軍や国防部長の不祥事が影響しているとの見方もあります。
逆に、権威とは無関係との意見もあり、習近平主席の本性を隠しているとの解釈も示されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aafe040e3aac0cf68775ee9e09fc06b8258870a8
コメントでは、習近平主席の「1号命令」の消失が彼の権力の衰退を示唆しているとの意見がありました。
多くの人が、習近平がかつての江沢民政権の意向で起用された政治家であり、必ずしも有能ではないと考えていました。
また、彼の強硬な姿勢が支持を集めようとする一方で、経済問題への対処が後回しにされているという懸念も表明されていました。
さらに、中国式現代化についての議論もあり、西側の価値観に対抗するモデルとしての主張が見られましたが、それに対する批判も多く、権威主義体制の限界を指摘する声が上がっていました。
特に、民主主義の価値観がいかに重要であるかが強調され、習近平を信じるべきではないという意見が広がっていました。
国際社会において、中国を信用する国は少なく、特に多民族国家としての歴史的背景から、内外の信頼関係が脆弱であることが強調されました。
全体として、習近平主席の権力の変化や中国共産党の体制に対する疑問が大きなテーマとなり、国際的な関係性や価値観の違いが議論されていました。