トランプ氏の支持層内で、イーロン・マスクCEOを巡る内輪もめが激化。H-1Bビザに関する意見の対立が背景にあり、バノン氏がマスクを強く非難している。
特に、白人労働者を中心とした伝統的な支持層と、イーロン・マスクCEOを含む新たな支持勢力との間での対立が顕著になっている。
問題の中心には、米国の専門職ビザ「H-1B」に関する意見の相違がある。
12日、元ホワイトハウス首席戦略官のスティーブ・バノン氏は、イタリアメディアとのインタビューでマスク氏を強く非難し、「H-1Bビザは技術権力者が移民システムを操作するためのものだ」と述べた。
バノン氏は、マスクを「邪悪な人間」とし、トランプ氏の就任日である20日までに彼を追い出す意向を示した。
バノン氏は、マスク氏が「兆万長者」になることを唯一の目標としていると批判し、彼の成熟度を子ども水準と切り捨てた。
また、マスク氏が南アフリカ出身であることに触れ、「なぜ人種差別的な南アフリカ人が米国に干渉しているのか」とも指摘した。
このような内輪もめは、先月22日にホワイトハウスの人工知能首席政策顧問にインド系の要人が内定したことを受けて、支持層の不満が爆発したことが背景にある。
マスク氏は、H-1Bビザを擁護し、専門職外国労働者の確保が必要だと主張している。
これに対し、伝統的な支持層との主導権争いが展開されている。
トランプ氏は先月末、「私はH-1Bビザを支持している」と述べ、マスク氏側に立つ姿勢を示している。
マスク氏は前回の大統領選挙でトランプキャンプに大規模な資金提供を行い、トランプ陣営の実力者となった。
バノン氏はトランプ氏の右腕として知られたが、トランプ氏からの不評を受けて一時離れたものの、その後影響力を確保し、関係を修復している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cb78ba6d0427da0f3dd2da83a6497044290bfee8
トランプ氏とマスク氏の関係に関するコメントは、主に両者の意見の対立や支持層内の内輪もめに焦点を当てていました。
多くのコメントが、マスク氏がトランプ政権において重要な役割を果たしている一方で、彼の影響力がトランプ氏の存在を薄める可能性があると指摘していました。
また、両者の利害関係が時折対立することや、マスク氏がトランプ氏の支持を得るために戦略的に動いていることも論じられていました。
さらに、マスク氏の経営スタイルや倫理観の薄さが、トランプ氏との関係に影響を与えるのではないかとの懸念も表明されていました。
全体として、トランプ氏がマスク氏をどのように扱うかが今後の政権運営に大きな影響を与えると考えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
トランプの戦略的なパートナーの様な存在で、利害が対立している。
この変革期に必ず成りすまし意識の人物が出て来ると思う。
トランプは2代目だし、イーロンマスクは新しいことにチャレンジする起業家。
MAGA派とビッグテックの目指す政策が水と油レベルで合わない。
マスク氏を支持する親トランプ派と反マスク派の内輪もめが続くかもしれない。