住友倉庫がフューチャーアーキテクトのOCRソリューションを導入し、作業時間を約60％削減。業務効率化を目指す取り組みが進行中。
要約すると住友倉庫は、輸出貨物取扱業務の効率化を目指し、フューチャーアーキテクトの光学文字認識（OCR）ソリューション「Future EdgeAI」を導入しました。
この取り組みは、親会社であるフューチャーが発表したもので、大阪市の南港第二営業所国際フェリー上屋で実施されています。
導入されたFuture EdgeAIは、倉庫作業員がスマートフォンでケースマークを撮影することで、その情報を自動的にデータ化するシステムです。
ケースマークとは、貨物を識別するために外装に貼られた記号や番号、文字であり、貨物の内容や取扱上の注意点、重量、仕向地などの情報を含んでいます。
作業フローは、まず倉庫作業員がケースマークの情報を読み取り、データを画像、テキスト、2次元コードとして現場でラベル出力します。
その後、事務作業員が2次元コードをスキャンすることで、自動的にシステムにデータが登録されます。
この導入により、住友倉庫はケースマーク情報の読み取りとシステム登録作業を効率化し、作業時間を約60％削減することができました。
Future EdgeAIは、スマートフォンなどで撮影した書類や伝票を即時にデータ化でき、漢字、ひらがな、英数字、手書きの日本語に対応しているほか、画像補正技術により低品質な画像でも読み取ることが可能です。
また、現場の業務に合わせたカスタマイズも行えるため、柔軟な対応が期待されています。
今後、両社は他の業務へのFuture EdgeAIの導入拡大を検討しており、さらなる業務効率化や生産性向上を目指すとともに、労働力不足に対する対策も進めていく予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3e17cdbebdd0ed2182bd4e1b8f954675e7abdda7