タイからマカオ経由で香港へ麻薬密輸を試みたロシア人の男が逮捕された。スーツケースに偽装されたヘロイン5キログラムが発見され、男は麻薬密売組織から雇われていたと供述している。
要約すると2025年1月12日、マカオ外港フェリーターミナルで、マカオ司法警察局とマカオ税関当局が麻薬密輸事件を摘発し、ロシア人の68歳の男を逮捕した。
この男は自称エンジニアで、タイからマカオへの麻薬密輸を企てていたとされる。
タイの税関当局からの情報を受け、両局は男を監視し、麻薬密売組織による運び屋の活動を追跡した。
男は2025年1月9日にタイからマカオ国際空港に到着し、麻薬が入ったスーツケースを持っていた。
彼はマカオ半島中区のホテルにチェックインした後、外出せずに部屋にこもっていたが、1月12日午前に再びスーツケースを持ってホテルを出て、フェリーターミナルへ向かった。
男は香港行きの高速船のチケットを購入したところで逮捕された。
スーツケースにはクッキーやコーヒーのパッケージに偽装されたヘロインが計5キログラム、末端価格にして約700万パタカ(日本円換算で約1.4億円)相当が発見された。
男は調査に対し、越境麻薬密売組織から雇われ、運び屋として活動したことを認め、500米ドル(約8万円)の報酬を受け取ったと供述している。
マカオでは、アフターコロナ以降、外地との往来が正常化する中で、マカオを中継地とする違法薬物の密輸事件が増加している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/62441d797707487ef4f6f3164980323177fca2ad