阪神淡路大震災から30年、奇跡の熟成日本酒「現外」の予約販売が開始。28万6000円で提供される。
要約すると阪神淡路大震災から30年を迎え、日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」が、震災を乗り越えた30年熟成のヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」の先行予約販売を2025年1月17日から開始すると発表しました。
500mlの「現外」は、28万6000円という高額で販売されます。
この日本酒は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の際、兵庫県神戸市の酒蔵が受けた壊滅的な被害の中で奇跡的に残った酒母から生まれました。
当時、酒母は醸造途中の液体で、設備の損壊により商品化ができず、そのまま熟成庫で数十年眠ることになりました。
熟成を経て、造り手が想像もしなかった独自の味わいが生まれた「現外」は、震災を経た人々の意志と希望の象徴とも言える存在です。
2019年に初めて販売された際には、24年熟成のものが10本限定で12時間で完売し、以降も毎年熟成の進行状況を確認しながら価格や販売本数を見直しています。
30年熟成の「現外」は、日本酒における熟成の価値を示す商品として、年々その価格が見直され、6年で約90%の値上げが行われています。
このように、現外は単なる日本酒ではなく、歴史と人々の思いが込められた奇跡の1本として注目を集めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a222c5daa0e765c913a874f9e30c2479b6a43f90