アルゼンチンがブラジルとの国境警備を強化し、ボリビアとの国境に壁を建設する計画を発表。これに対しボリビア政府は懸念を示している。
この発表は、ハビエル・ミレイ大統領がボリビアとの国境に壁を建設する計画を発表したことを受けたものであり、米国の「トランプの壁」に触発された政策として、国内外で議論を呼んでいる。
ブルリッチ氏は、ボリビアだけでなく他の国境地域にもこの政策を拡大する方針を示し、特にミシオネス州では歩行での越境が頻繁に発生しており、そこでの殺人事件や犯罪が問題視されていると述べた。
さらに、アルゼンチン北部のサルタ州は、ボリビアとの国境に全長200メートルのフェンスを建設するための入札を開始した。
このフェンスは、違法越境や密輸を防ぐことを目的としており、ミレイ政権が昨年12月に発表した「グエメス計画」の一環である。
フェンスは2.5メートルの高さで、有刺鉄線が設置され、コンクリート支柱で支えられる予定だ。
ベルメホ川の近くに設置されるこのフェンスは、麻薬のルートとして知られ、ボリビアから安価な商品を購入するために越境するアルゼンチン人にも利用されている。
これにより、違法商品の輸入がアルゼンチン国内の商業活動に悪影響を与えていると指摘されている。
一方、ボリビア政府はこの計画に懸念を示し、国境に関する問題は対話を通じて解決すべきだと主張している。
外交ルートを通じてアルゼンチンに説明を求める姿勢を示しているが、ブルリッチ氏は「国土内では自分たちの望むことを行う」と反論している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ca745e2ca134061f4b7a6d5183838618b87e6587
アルゼンチンの国境警備強化に関するコメントでは、様々な視点が共有されていました。
まず、麻薬などの不法薬物の持ち込み防止は政府の重要な責任であり、国境管理の厳格化に対して他国が文句を言うのは筋違いだとする意見がありました。
このような対策は、国際的な協力を促進するために必要だとの主張が見られました。
また、右派政権や左派政権に関係なく、アルゼンチンの財政赤字問題が続いている中で、新大統領が”第3の道”を選択していることに注目が集まりました。
これは、20世紀型の政党がもはや機能しないとの共通認識を反映しているのかもしれません。
さらに、国境の壁が野生動物に与える影響についても懸念が示され、人間の往来だけを制限できる方法が模索されるべきだという意見がありました。
国境の壁に関しては、万里の長城の建設に触れ、現代の技術であればアルゼンチンにも同様の構造物を短期間で建設できる可能性があるとの考察もありました。
最後に、国際社会におけるトランプ流の影響や、現在のトレンドを重視する姿勢が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
麻薬などの不法薬物などの持ち込みを防ぐ事は政府の責任であり、国境管理を厳格化する事に他国が文句を言う筋合いはありません。
右派政権になっても、左派政権になっても、「バラ撒きが続いて、財政はいつも赤字」だったのがアルゼンチンです。
国境の壁の話題で気になるのが野生動物の生態に影響を与えてしまわないかという問題です。
万里の長城は2000年の歳月で作ったらしいですが、今の技術をもってすれば、アルゼンチンの万里の長城を20年で作れるかもしれません。
国際社会はトランプ流で、今のトレンドを大切にする必要があると思います。