AppleがiOS 18.3をリリースし、アプリの権限昇格に関するバグを修正。ユーザーは早急にアップデートが推奨されています。
このアップデートは、前のバージョンであるiOS 18.2から1カ月以上経過した後に提供され、Apple Intelligenceの通知サマリーなどの機能が微調整されるとともに、20以上のバグが修正されています。
特に重要なのは、Core Mediaフレームワークに関連する問題で、これはiPhoneの音声や映像の処理を管理する仕組みです。
Appleの説明によると、このバグは以前のiOSバージョンで悪用されていた可能性があり、アプリの権限がユーザーの意図に関係なく昇格する恐れがあったということです。
これにより、悪意のある第三者がデバイス内の機密データにアクセスしやすくなる可能性がありました。
セキュリティ研究認定団体EC Councilは、権限の昇格がもたらすリスクを指摘しています。
iOS 18.3にアップデートすることで、こうした不正アクセスを防ぐことができるため、ユーザーは早急に手続きを行うことが推奨されています。
Appleはまた、このバグがiOS 17.2以前のバージョンでも悪用された可能性があると報告しており、より新しいバージョンへの影響については確認されていないものの、最新のアップデートを適用することで最大限の保護を得ることができるとしています。
アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で簡単に行うことができます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d21e7c8daa0cf7926ae89d9e547b5e59958c24cc