シティの調査によると、暗号資産と株式の相関は今後弱まる見込みで、投資家基盤の拡大や規制の透明性が影響を与えるとされています。
要約するとシティ(Citi)は、暗号資産と株式市場の相関性が今後弱まる可能性が高いとする調査報告書を発表しました。
これまで株式市場は暗号資産市場において最も重要なマクロ要因とされてきましたが、暗号資産が成熟し投資家基盤が拡大するにつれて、その相関性は低下すると予測されています。
特に、暗号資産市場の投機的な性質から、リスク回避的なイベントの際には相関が誇張されることがあると指摘されています。
また、アメリカにおける透明性の高い規制体制が、暗号資産の価格変動に影響を与える可能性も示唆されています。
シティのアナリスト、アレックス・サンダース氏は、機関投資家の採用が拡大することでビットコイン(BTC)のボラティリティは長期的に低下すると予測しています。
さらに、2024年には暗号資産が米国株に対して時価総額が伸びた唯一の資産クラスであったことも報告されており、ビットコインとゴールドの相関関係についても「価値の貯蔵」というユースケースの初期兆候として注目すべきであると述べています。
このように、暗号資産市場の進化が株式市場との関係にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c1ee0bb742575ee57d5d9e792e72d7f27184253b