SECのヘスター・パース委員が新設の暗号資産タスクフォースの10の優先事項を発表。暗号資産の規制明確化に向けた取り組みが期待される。
要約すると米証券取引委員会(SEC)のヘスター・パース委員が新設された暗号資産タスクフォースの10の優先事項を発表しました。
このタスクフォースは、暗号資産業界の規制の明確化に向けて活動しており、特に暗号資産が証券か商品かを判断する基準を明確にすることや、実行可能な登録手順の創出を目指しています。
また、暗号資産のレンディングやステーキングプログラムが証券法の適用を受けるかどうかの判断や、SECの管轄外の市場部分の特定も重要な優先事項とされています。
タスクフォースは、前委員長ゲイリー・ゲンスラー氏の「執行による規制」方針とは異なるアプローチを取ることが期待されており、パース氏は新政権下での規制の大幅な転換を示唆しています。
タスクフォース設立からわずか2日後には、物議を醸した職員会計公報121が撤回され、これがタスクフォースの重要な第一歩とされています。
パース氏は、SECの暗号資産規制の歴史を家族旅行に例え、今後の規制がより楽しく、リスクが少ないものであるべきだと述べました。
また、ゲンスラー氏の下での規制の「法的不正確さと商業的非実用性」を認めつつ、タスクフォースが取り組むべき課題は多く、時間がかかることを強調しました。
最終的には、投資家保護がSECの主要な目的であり、タスクフォースは不正防止のための規制枠組みの開発にも注力するとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e8854fce3372de21daa297e20bce05dd78451e9c