風化した石碑の碑文をiPhoneのLiDARスキャンで読み取ることができる事例が話題に。新技術の活用が注目されています。
福岡県糸島市にある「伊都国歴史博物館」で、Xユーザーの月をみるものさんが投稿した内容によると、通常の写真では読み取れない碑文が、3Dスキャンアプリ「Polycam」を使ってスキャンすることで、表面の凹凸が強調され、文字が明瞭に読み取れるようになったとのことです。
このアプリはLiDARセンサーを搭載したiPhoneでのみ使用可能で、複数の視点から撮影した写真を解析するフォトグラメトリ技術を用いることで、さらに鮮明な文字の読み取りが実現しました。
具体的には「此道より東 福岡領」と読め、これは領地の境界を示すために建てられた境界石であることが判明しました。
この新しい技術の活用に対して、Xでは多くの感動の声が寄せられています。
「こんな使い方が!」や「すごいですね」といったコメントが多く、特に墓石の読み取りに困っていたユーザーからは、早速試してみたいという反応も見られました。
また、2023年6月にリリースされた「ひかり拓本プロジェクト」に関連するアプリも紹介されており、これは石に刻まれた文字や文様を様々な角度から光を照射して撮影し、影から画像を合成する技術をスマートフォンで体験できるものです。
このように、最新の技術が文化財の保存や研究に新たな可能性をもたらしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/43ea708a9cf045e974454d4b3fe52f5ca8c135c5
コメントの内容では、iPhoneを利用した新しい技術が風化した石碑を読み取ることに対する驚きや期待が多く寄せられていました。
特に、AIの進歩が考古学に与える影響についての意見が目立ち、古文書の解析や新たな発見の可能性に関心が集まっていました。
多くの人が、登山中に石碑を読み取りたいと感じており、このアプリが手軽に使えることに期待を寄せていました。
また、実際の体験談も多くあり、スマホのカメラを通じてコインの識別ができたというエピソードや、過去の訪問で石碑が読めなかった経験を挙げ、今後の利用に期待を寄せる声がありました。
さらに、開発者の意図や、趣味としての先祖調査に役立つ可能性についても言及があり、様々な分野での応用が期待されていることが感じられました。
全体として、技術の進歩が生活や趣味にどのように役立つかという点に注目が集まり、今後の発展に対する期待感が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
色々な技術が民生化されている一例かもしれない。
AIの進歩は考古学を進歩させる可能性も有りますね。
登山中に色々石碑を見るんだけど、読めたら面白いなと思ってた。
緑青が浮いて文字の判別が難しかったコインを、スマホのカメラを通して見たら、清朝の硬貨だと言う事が判明した。
これからもまだまだ応用できそう。