米国の貿易赤字が過去最大の9184億ドルに達し、輸入の増加が主な原因。ドル高が消費と輸入を促進する一方、製造業の競争力低下も影響。
米商務省が発表したデータによると、輸出は31916億ドルと1198億ドル(3.9%)増加したが、輸入は41100億ドルと2533億ドル(6.6%)も増加したことが、貿易赤字の主な要因となった。
貿易相手国別に見ると、中国との赤字が最も大きく2954億ドルで、次いで欧州連合が2356億ドル、メキシコが1718億ドル、ベトナムが1235億ドルと続く。
日本との赤字は685億ドルで、韓国は660億ドルで日本に次ぐ9番目の赤字国となった。
米国は昨年2.8%の成長を遂げたが、これは基軸通貨国としての利点や先端産業の革新によるもので、貿易赤字の拡大を助長した。
ドル高の影響で、米国の消費者は相対的に安くなった輸入品を多く消費し、輸入が増加した。
一方で、ドル高は米国の製造業者にとって価格競争力を低下させ、輸出に悪影響を及ぼした。
加えて、外国人の米国旅行が増加し、金融サービスの輸出が増えたことで、サービス収支は改善した。
特にアイルランドは、肥満治療薬の輸出増加により、米国の貿易赤字国として5位に浮上した。
昨年12月の貿易赤字は984億ドルと、前月比で195億ドル(24.7%)の増加を見せ、専門家の予測を上回った。
新たに就任したトランプ大統領は、貿易赤字解消のために関税戦争を開始し、カナダとメキシコに25%、中国に10%の関税を課す行政命令に署名した。
これに対して、中国は報復措置を予告しており、今後の米国の貿易収支にどのような影響が出るかが注目されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/91a011e831a745869e4177933ff4c781ef3b2f5d