中学校の教員が部活動にかかる費用を自腹で負担するケースが多く、経済的に豊かな家庭が多い学校ほどその傾向が強いことが調査で明らかに。教育への熱意と責任感が影響。
要約すると最近の調査によると、中学校の教員が部活動にかかる費用を自腹で負担することが多いという意外な現状が明らかになりました。
この調査は、福嶋尚子、栁澤靖明、古殿真大の著書『教師の自腹』を基にしたもので、特に「経済的に豊かな家庭が多い」とされる中学校ほど、自腹を切る教員が増える傾向にあることが示されています。
小学校の教員も授業に関わる自腹を切ることが多いですが、その割合は中学校に比べると低いです。
具体的には、小学校教員の自腹発生率は65.2％ですが、中学校教員はそれを上回ることが多いとされています。
教員の自腹は、教育活動をより充実させたいという仕事観や、職場の人間関係を大切にしたいという思いと深く関わっています。
調査では、「教育活動をより充実させたい」と感じる教員の自腹発生率は68.2％と高く、逆にその思いが薄い教員では52.9％にとどまります。
また、職場の人間関係を重視する教員ほど自腹を切る傾向が強いことも分かりました。
これらの結果は、教員が教育に対する熱意や責任感から自らの資金を投入していることを示唆しており、教員の働き方や教育環境の改善が急務であることを示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fa81699edfb93796f27703d2fc0cb2c7eee94614