米ネバダ州で鳥インフル新系統D1.1が乳牛から初めて検出され、感染が確認されたのは2例目。人への感染も報告されており、専門家は感染対策に影響を与えると警告。
要約すると米ネバダ州で、鳥インフルエンザウイルス「H5N1」の新系統「D1.1」が乳牛から初めて検出されたことが報告された。
これは、鳥類から畜牛への感染が確認された2例目であり、専門家はこの事態が国の感染対策における重要な転機になると指摘している。
これまでD1.1は、感染した鳥類やその接触者からのみ検出されており、米国内の酪農場で広がっている別の系統「B3.13」とは遺伝子型が異なる。
人間においては、D1.1に感染した重症化事例が2件確認されており、カナダのブリティッシュコロンビア州では10代の患者が一時入院し、その後回復したが、米ルイジアナ州では高齢の患者が感染後に死亡した。
ネバダ州の酪農場では、感染が確認された牛からの接触情報が州保健局に提供され、従業員の経過観察が続いているが、現時点で乳牛の感染に関連する人間の陽性例は確認されていない。
D1.1に感染した乳牛は、食欲の減退や乳量の減少といった症状が見られるが、ほとんどのケースで獣医師の治療により回復している。
今回の感染は、米農務省が実施している全米の大規模農場を対象とした牛乳の検査で1月31日に発見された。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/310a9967e1bdf7171e78d08a5a5b8980d21a2d3b