シングル高齢者の生活は厳しく、月3万円の赤字が続いています。老後の資金計画が重要です。
この記事では、令和5年の『家計調査年報』をもとに、高齢者の資金繰りと老後の生活費について詳しく分析しています。
まず、老後に必要な資金を考える際の基本的な考え方として、年金額から生活費を引いた差額をカウントすることが挙げられます。
しかし、現実には「何歳まで生きるか分からない」という不安がつきまとい、具体的な貯蓄額を見積もることが難しいのが実情です。
人生100年時代と呼ばれる現代においては、65歳から100歳までの35年間を想定し、その間に必要な資金を計算することが重要です。
実際の高齢者の家計を見てみると、単身無職世帯の実収入は月に約12万6,905円で、可処分所得は約11万4,663円となっています。
そのうち93.2%が社会保障給付からのもので、支出は消費支出が約14万5,430円、非消費支出が約1万2,243円で、合計すると月に約15万7,673円の支出があることがわかります。
これにより、毎月約3万768円の赤字が発生しているのです。
この赤字を補うためには、1,000万円以上の余剰資金が必要であることが明らかになりました。
老後にゆとりのある生活を送るためには、さらに多くの資金を準備する必要があることを考慮しなければなりません。
このように、高齢者の生活は非常に厳しい状況にあり、今後の資金計画が重要であることが強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b69a759828b16c6af19b76ee79c30a52f29c0bea
シングル高齢者の老後に関するコメントでは、年金の重要性が強調されていました。
多くの人が「年金が生活の基盤であり、安定した生活を送るためには年金額を増やす必要がある」と見解を示していました。
また、2020年の家計調査に基づくデータでは、無職の高齢者世帯が月1,111円の黒字で生活できていることが驚きとして挙げられ、節制をすれば十分に暮らせるとの意見もありました。
しかし、シングル男性の平均寿命が67歳であることから、男女別に老後の状況を考えるべきとの指摘もありました。
さらに、現役時代に資産を形成した人はゆとりある老後を送れる一方、貯蓄がない人は不安を抱えることになるという意見もありました。
生活保護の利用に関する考えや、医療制度の充実についても言及されており、今後の生活への不安が多くのコメントに表れていました。
また、インフレや年金の減額、予期せぬ出費が高齢者にとっての大きなリスクであるとの意見もあり、現実の厳しさを訴える声が多かったです。
全体として、シングル高齢者の老後生活には様々な課題があり、安定した年金と貯蓄の重要性が再確認されていました。
ネットコメントを一部抜粋
何歳まで生きるか判らないから1番の生活資金は生涯支給される年金だよね。
高齢者の8割くらいは経済的に困窮していないので、中央値くらいの貯金でもあればイイだろう。
シングル男性の平均寿命は67歳で人生100年とは大きな開きがあります。
現役の頃、我慢をして資産を形成した人はゆとりある老後をお過ごしください。
年金はあくまでも年金保険。
想定外に長生きしたときの生活資金。