長崎県での高齢者虐待が増加中、家族による件数が171件に達する。
要約すると長崎県では2023年度に確認された高齢者に対する虐待の件数が増加しており、特に家族などの養護者による虐待が171件に達しました。
これは前年度比で14件の増加となり、3年連続での増加を記録しています。
また、施設従事者による虐待も12件確認され、過去3番目に多い件数となりました。
このような背景には、相談や通報の件数が過去最多に達したことが影響しています。
1月30日に開催された「県高齢者虐待防止・身体拘束ゼロ作戦推進会議」において、これらの集計結果が発表されました。
虐待が疑われる行為が発生した場合、施設が積極的に自治体に通報する体制が整いつつあり、それに伴い警察や病院などからの相談も増加しています。
このため、虐待の認定件数も増加傾向にあると考えられています。
具体的には、施設による虐待疑いが49件、養護者による虐待疑いが329件で、いずれも過去最多となっています。
養護者による虐待の中で最も多いのは息子で32.2%、次いで夫が21.1%、娘が20.0%となっています。
虐待の発生要因としては、介護疲れやストレスが54.8%、理解力の不足や低下が47.7%とされており、特に介護者の心理的負担が大きな要因とされています。
虐待が発生した要介護施設や事業所については、認知症対応型共同生活介護が33.3%、特別養護老人ホームが25.0%を占めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8304d14153f8ed3a3e44da638627d79097ae6c39