チェーンリンクがスパイダーチェーンと統合し、ビットコインエコシステムに初めて拡張。これにより、データフィードやクロスチェーン技術が導入され、開発者の収益化が期待される。
この統合により、チェーンリンクが提供するデータフィードおよびクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」がビットコインに導入され、スパイダーチェーンの開発を行うボタニックスラボが10月24日に発表した。
これにより、チェーンリンクのオラクルがビットコインエコシステムに初めて拡張されることとなる。
ボタニックスラボは、「チェーンリンクスケールプログラム」に参加しており、このプログラムはブロックチェーンやL2ネットワークの開発者が負担するチェーンリンクの利用料を一定期間肩代わりすることで、開発者をエコシステムに誘致することを目的としている。
この取り組みにより、開発者はサービスを構築しユーザーを集めることで、プログラム終了後もプロトコルの手数料でチェーンリンクの使用料をカバーできる収益を得ることを目指している。
さらに、スパイダーチェーンは、チェーンリンクのCCIPを使用してdAppを構築することも発表しており、これによりビットコインエコシステム上でレイヤー2やロールアップ、スマートコントラクトなどの技術の採用が加速することが期待されている。
チェーンリンクは、ブロックチェーンプロジェクトにオフチェーン情報を提供し、ブロックチェーン上の情報取得を可能にするオラクルを提供するプロジェクトであり、CCIPはパブリックおよびプライベートブロックチェーン間のアプリケーションの相互運用性を高めるために設計されている。
スパイダーチェーンは、ビットコインエコシステムにイーサリアム仮想マシン（EVM）環境を導入し、イーサリアムエコシステム上のアプリケーションやスマートコントラクトをビットコインエコシステムに容易に拡張することを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/227b92bbfc530fd85d74ec8cbf183cf391171628