長野県の志賀高原焼額山スキー場で非圧雪コースが開放され、スキーヤーたちが新雪を楽しむ。チーフマネジャーの木内陽介さんはスキー産業の復活に向けて情熱を燃やしている。
特に、ターンを刻むたびに舞い上がる粉雪の感触は、訪れた人々に浮遊感を与え、スキーの魅力を再確認させている。
最近の降雪により、スキー場の雪質は本州トップレベルとされ、オーストラリアのスキー雑誌社の馬場一哉氏もその質を絶賛している。
焼額山スキー場は、非圧雪コースを3シーズン前から開放し始め、2022年から2023年シーズンには最大斜度39度の「ヤケビウオール」、23から24年には「ヤケビバレー」、今季には全長893メートルの「ヤケビコースト」を開設した。
これらのコースは専門家の指導のもと、安全対策が施されている。
チーフマネジャーの木内陽介さんは、スキー産業の復活に向けて強い意志を持っており、スキーが斜陽産業とされる中でも「いつか見ていろ」との思いを胸に、スキー場の魅力を広める活動を続けている。
木内さんは、群馬県みなかみ町出身で、幼少期からスキーに親しんできた。
彼はスキーバブルの全盛期を経験し、スキー産業でのキャリアを望んでコクドに入社したが、企業の再編とスキー人口の減少に直面した。
しかし、彼はスキーから離れることはなく、無料化政策などを通じてスキー場の活性化に尽力している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/99b68eb03bcc6fed443eb2cecd77523d2bd9ffe8
志賀高原スキー場の非圧雪コース開放に関するネットのコメントでは、スキーの魅力や楽しさを再確認する声が多く寄せられました。
特に、軽いパウダースノーの中を滑る感覚を楽しむコメントや、スキー場の美しさを称賛する意見が目立ちました。
しかし、過去のスキー産業の隆盛と比較し、現在の高価格帯に対しての不満も多く見受けられました。
リフト券やゲレ食、スキー用具の高騰が家計に影響を与え、特に家族でスキーを楽しむことが難しくなっているとの指摘がありました。
また、スキー場に訪れる若者の姿が減少し、高齢者や外国人が多くを占めている現状に対する懸念もありました。
さらに、スノーボードの人気が高まる一方で、スキーの復活は難しいとの意見もあり、流行に左右されやすい日本のウィンタースポーツ文化についての考察がありました。
全体として、スキーの魅力を再確認しつつも、その未来に対する不安が広がっている様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
胸まである抵抗感もない軽いパウダースノーの中を滑ると、雲の中を飛んでるような気分になります。
最近はリフト券もゲレ食もスキー用具も高くて大変で、家族で行くと万単位で掛かりました。
1980年代まではスキー産業も元気でしたが、今や国内で工場を持っているのは少なくなっています。
ウィンタースポーツにおいても流行に流されやすく、今の若者はスノーボードを好む傾向にあります。
群馬住まいですが、志賀高原はかつて行く価値があるスキー場だったと懐かしむ声がありました。