イーロン・マスク氏がTikTokの米事業買収に消極的であることを明らかにし、利用計画も持っていないと発言。TikTokの法的状況も複雑化している。
この発言は、彼がドイツのメディア大手「アクセル・シュプリンガー」のイベントにオンライン参加した際に行われ、公開された動画で確認できます。
マスク氏は、TikTokに入札したことはなく、同アプリを利用していないとも明らかにしました。
さらに、TikTokを手に入れた場合の具体的な計画も持っていないと述べています。
TikTokを巡る状況は複雑で、親会社のバイトダンスがアメリカ事業を期限までに売却しなかったため、2023年1月19日にはアメリカ国内での利用を禁止する法律が発効しました。
しかし、当時のトランプ大統領はこの法律の適用を75日間猶予する大統領令に署名し、サービスは継続されました。
トランプ氏は、マスク氏がTikTokを買収したいのであれば「構わない」ともコメントしていますが、マスク氏自身はその意向がないことを強調しています。
このように、マスク氏の発言は、TikTokの未来に対する不透明感を一層強める結果となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/851cff572a6a8a6f656ac99ec06985ea6a01a261
イーロン・マスク氏がTikTokの米事業買収に消極的であることに対して、多くのネットユーザーが様々な意見を表明しました。
まず、政権中枢にいる人間が買収に参加することで権力の私物化が懸念されており、マスク氏が権力を持つことに対する批判が多かったようです。
特に、トランプ前大統領がマスク氏に決定権はないと強調したこともあり、買収に参加しないのは当然の流れだとの意見がありました。
また、プラットフォームのシェアを握ることの難しさや、過去にマスク氏がツイッターを買収した際の悪評が影響しているとの指摘もありました。
ユーザーを引きはがすことが困難であることから、マスク氏が新しいSNSを立ち上げる必要があるとの意見も見受けられました。
資金面では、ツイッターの買収で多額の借金を抱えており、TikTokの買収にはさらに多くの資金が必要であるため、銀行からの融資が難しいのではないかとも言われていました。
さらに、マスク氏が中国との関係を考慮しているのではないかとの意見もあり、TikTokを買収することでテスラのビジネスに影響が出る可能性を懸念する声もありました。
全体として、マスク氏がTikTok買収に消極的である背景には、権力の私物化や資金面、そして国際関係の複雑さが影響していると考えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
政権中枢にいる人間が買収に参加して利益を得ればそれこそ権力の私物化になる。
一旦プラットフォームのシェアを握ってしまえば、中国のアプリだろうがユーザーを引きはがすのは大変なんですよね。
イーロン・マスクがツイッターを買ってから一気に治安が悪くなった。
金が無いからだろ、ツイッター買収で約6兆円を銀行に借りたばかりで今は返済中。
イーロンとしてはこれ以上中国と事を構えたくないんでしょう。