東京サンシャインボーイズが復活公演『蒙古が襲来』を開幕。三谷幸喜が新作への意気込みを語り、出演者たちが懐かしい劇団の歴史を振り返るトークセッションが行われました。
初日のトークセッションには、作・演出を担当する三谷幸喜をはじめ、出演者たちが登壇し、劇団の歴史や新作への意気込みを語りました。
東京サンシャインボーイズは、三谷が学生時代に旗揚げした劇団で、かつては「東京で一番チケットが取れない劇団」と言われていましたが、1994年に30年の充電期間に突入し、実質的に解散状態にありました。
三谷は解散の理由を、役者たちがより良いステップアップをするためだったと振り返ります。
今回の公演が実現した背景には、コロナ禍における朗読配信など、制作スタッフの努力があったと語られました。
新作『蒙古が襲来』は、鎌倉時代の対馬の漁村を舞台に、蒙古襲来という歴史的事件を描いています。
三谷は、昔のようなコメディをやるのではなく、新しい作品を作りたいとの思いを語り、経験を活かした冒険的な作品に仕上げたと述べました。
特に、故伊藤俊人の声を過去の音源で使用したシーンや、テーマ曲『ドンちゃんの歌』を全キャストが歌い上げる場面が見どころとされています。
また、吉田羊が劇団の研究生として参加していることも注目されています。
稽古場の様子を振り返り、三谷の演出によって作品が進化していることに感謝の気持ちを表した吉田。
トークセッションでは、三谷が演出したシーンの披露もあり、キャストの息の合った演技が観客を楽しませました。
公演は全国10都市で行われ、5月には沖縄公演も予定されています。
東京サンシャインボーイズの新たな伝説が始まる瞬間を、多くのファンが待ち望んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aadb3c0902356fc9cfa43e69d2833ae83c60204c