KADOKAWAグループが、6月のランサムウェア攻撃から4カ月半ぶりにポータルサイトを再開。業績への影響も深刻で、売上高が84億円減少する見込み。
要約するとKADOKAWAグループは、2023年10月29日にグループポータルサイトを再開した。
このサイトは、2023年6月上旬に発生したランサムウェア攻撃の影響で停止しており、約4カ月半ぶりの復旧となった。
攻撃により、社員の個人情報が漏えいし、同社の「ニコニコ」サービスを含む多くのサービスが2カ月間にわたり休止を余儀なくされた。
また、書籍の出荷遅延や公式サイトの停止など、グループ全体に多大な影響が及んだ。
ニコニコやKADOKAWAの公式サイト、書籍の出荷は8月から段階的に復旧し、10月17日にはニコニコ動画全体の再開も発表された。
しかし、業績への影響は深刻で、2025年3月期の通期連結業績予想では、書籍の出荷減やWebサービスの停止によって売上高が84億円、営業利益が64億円減少する見込み。
また、調査・復旧費用やニコニコのクリエイター補償費用などにより、36億円の特別損失も計上されると予想されている。
KADOKAWA広報は、公式Xアカウントを通じて「長らくご不便をおかけしましたが、今後も当社及びグループの情報を掲載してまいりますので、引き続きよろしくお願いします」とのコメントを発表している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5052797e559a23ff5cb49969d2dfae42ae08e134