阪神タイガースの優勝が認知症患者の症状改善に影響を与えたという研究結果が発表され、特に阪神ファンの患者においてポジティブな変化が見られました。
要約すると阪神タイガースの優勝が認知症の症状に与える影響についての研究が、大阪の脳神経内科はつたクリニックの初田裕幸院長によって発表されました。
この研究では、阪神ファンの認知症患者855人を対象に、優勝前後の症状の変化を調査しました。
結果、阪神がセ・リーグ優勝を果たした後、特に阪神ファンの患者の中で「攻撃的暴言」や「徘徊」などの周辺症状が改善されたことが確認されました。
具体的には、優勝後のカルテでは、症状のスコアが大きく低下し、ファンの勝敗が認知症の症状に影響を与えることが示唆されました。
初田院長は、野球観戦が習慣化している軽度の認知症患者が多く、彼らにとって阪神の勝利がポジティブな感情を引き起こし、症状の改善に寄与した可能性があると説明しています。
また、他の球団に関しては、シーズン前後で症状の変化が見られず、阪神ファン特有の現象であることが強調されました。
この研究は、スポーツ観戦が高齢者の健康に良い影響を与えることを示す新たな証拠となり、特に関西地域での阪神ファンの多さを考慮すると、認知症領域への影響が広がる可能性があるとされています。
精神科医の木村好珠氏は、喜びや楽しさが心身に良い影響を与えることを指摘し、阪神タイガースの優勝が認知症患者にとって重要な意味を持つことを示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8f0db9329b947a64a01fa91ac7eca6eaf2546e9f