無人自動配送ロボットの雪上走行成功と今後の展望

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京セラと北海道大学が共同開発した無人自動配送ロボットが、雪上走行に成功。物流効率化に期待が寄せられるが、一般道での実用化には課題も。

要約すると京セラコミュニケーションシステムと北海道大学は、2023年10月15日に中速・中型無人自動配送ロボットの雪上走行試験に成功したと発表しました。

この試験は札幌市の北海道大学構内で行われ、同ロボットは時速10キロ前後で雪道を自動走行し、歩行者を検知して緊急停止する機能を備えています。

これは、排気量50cc以下の超小型自動車規格に基づく国内初の成功事例です。

開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成金を活用し、令和4年度から3カ年にわたって行われてきました。

ロボットは長さ2.5メートル、幅1.3メートル、高さ2.0メートル以内のミニカー基準に準じ、最大90キロの貨物を積載可能で、最高時速15キロでの走行が可能です。

複数のセンサーを搭載し、走行中の映像をAIで解析しながら安全なルートを確保します。

この技術は軽貨物の無人輸送や近距離物流の効率化に寄与することが期待されています。

しかし、一般道での実用化には法整備や技術の向上などの課題が残っており、北大の江丸准教授は「今後10年程度で一定の方向性を示す状況になるのではないか」と述べています。

京セラは、令和3年から北海道石狩市で無人自動配送ロボットの技術検証を行い、雪道環境下での自動走行の重要性を認識し、江丸准教授との共同研究を開始しました。

3カ年の共同開発は今年度で終了しますが、今後も自動配送ロボットを活用した物流効率化の取り組みを続けていく意向を示しています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f54a2d3da286702f5460bdd609978a870ef85d00

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