アメリカのアマンダ・アニシモワがカタール・トータルエナジー・オープンでWTA1000初優勝。燃え尽き症候群から復活し、約3年ぶりのツアー制覇を達成。
アニシモワは、世界ランク41位として迎えた決勝戦で、同37位のラトビアのジェルジ・オスタペンコを6-4、6-3のストレートで下し、約3年1ヵ月ぶりのツアー制覇を達成しました。
彼女は、2019年に世界ランク21位に到達し、その後も2度のツアー優勝を果たすなど、若手選手として期待されてきましたが、2023年5月には燃え尽き症候群に悩まされ、無期限の活動休止を発表。
その後、休養を経て2024年1月に復帰し、復帰時のランキングは373位でしたが、徐々に成績を残し、再び41位まで上昇しました。
今大会では、1回戦で世界ランク30位のビクトリア・アザレンカ、2回戦で第9シードのパウラ・バドサ、3回戦で同27位のレイラ・フェルナンデス、準々決勝で同21位のマリア・コスチュク、準決勝で同26位のエカテリーナ・アレクサンドロワを破って決勝に進出しました。
決勝戦では、ファーストサービス時に72%の確率でポイントを獲得し、相手のブレークを2度に抑え、リターンゲームでも5度のブレークに成功。
試合は1時間21分で終了し、アニシモワは「最高の気分。
この1週間は本当に素晴らしいものだった。
どの試合もとても厳しかった。
ここでの自分のパフォーマンスとレベルに満足しているし、初めてWTA1000のタイトルを獲得できたことは特別なこと」とコメントしました。
一方、敗れたオスタペンコは、ツアー9度目の優勝を逃しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fad50d27a922c1bc7a7ad0dc37cc7eed5f867d5f
アニシモワがWTA1000で初めての優勝を果たしたことに、多くのファンが喜びを表しました。
彼女はジュニア時代から天才として注目されていましたが、過去には苦しい時期も経験していました。
特に、ココ・ガウフといった選手に追い越された後、活動休止を余儀なくされることもあったため、今回の復活劇は多くの人に感動を与えたようです。
また、試合の迫力についてもコメントがあり、強打者同士の対決が繰り広げられたことが印象的だったとされました。
特に、アニシモワが感情を爆発させた場面や、コーチを退場させる場面も話題になりましたが、以前に比べて感情のコントロールが上手くなったとの評価もあり、彼女の成長が感じられました。
さらに、今大会のベスト4に残った選手たちがフラット系パワーヒッターであったことから、今後の大会でもフラット系選手の活躍が期待されるとの意見が見られました。
アニシモワの優勝を受けて、シフィオンテクやサバレンカを引きずり下ろすことを期待する声もあり、彼女の今後の活躍に期待が寄せられました。