北海道美深町でラッセル車が線路上の雪のかたまりにより緊急停車。写真撮影のために持ち込まれた可能性があり、法的問題が指摘されています。
2月1日、運転手は線路上に約50センチの高さの雪のかたまりが積まれているのを発見し、20メートル手前で急停止しました。
この雪は自然に降ったものではなく、何者かが線路外から持ち込んだ可能性が高いとされています。
ラッセル車の迫力ある写真を撮影するために、意図的に雪を置いたとみられています。
この行為が法的にどのような問題を引き起こすのか、鉄道に詳しい弁護士が解説しています。
特に、「列車往来危険」や「業務妨害」といった罪に問われる可能性があると指摘されています。
列車往来危険は、刑法125条に基づき、列車の脱線や転覆を引き起こす危険を生じさせた場合に適用され、重罪として2年以上の懲役が科されることもあります。
今回のケースでは、実際に脱線事故が発生しなかったとしても、危険を生じさせた時点で処罰される可能性があります。
また、業務妨害の罪も成立する可能性があり、こちらは3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課されることがあります。
さらに、鉄道営業法に違反して線路に立ち入った場合も、科料が科されることになります。
このように、撮影目的での不適切な行動が、重い法的責任を伴うことが明らかになりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8978a5cf49e73fd91b9664fb6235a9557ca138d8
ラッセル車の緊急停車に関するコメントでは、撮り鉄による危険な行為が広く問題視されていました。
特に、雪を線路に置く行為が列車の運行に与える影響が懸念され、これは「置き石」と同等の重大犯罪であるとの意見が多く見られました。
多くのコメントでは、撮影のために危険を顧みない行動が非難され、特に悪質な撮り鉄の存在が健全なファンに迷惑をかけているとの意見が強調されました。
撮り鉄の中には、ルールやマナーを守らない人が一定数存在し、そのために他の鉄道ファンが同じように見られてしまうことが屈辱であるとの意見もありました。
また、警察や司法に対して、こうした行為に対して毅然とした対応を求める声が多く、厳罰化や取り締まりの強化が求められていました。
さらに、撮影目的での迷惑行為が続く限り、普通の撮り鉄も悪者扱いされ続けるだろうとの警告もありました。
全体として、撮り鉄の中でも自己中心的な行動をする一部の人々が、健全な趣味を楽しむ人々にとっての障害となっているという認識が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
線路にあった雪は相当な量で、一人で行うのは難しいと感じた。
ラッセル車が線路上の障害物に衝突する訳で、想像力が欠けているのでは。
置き雪は「置き石と何ら変わらない列車妨害」であり、厳しい対応が必要だ。
警察も黙ってなく、徹底的に取り締まりを強化すべきだと思った。
悪質な撮り鉄のせいで、普通の撮り鉄まで悪者にされるのは屈辱だ。