ゴダールの遺作「Scénario」が全世界100個限定で予約販売、来年劇場公開も予定。特典にはノートのレプリカが付属。
この作品は、Roadsteadというプラットフォームで11月8日から全世界100個限定で予約販売が行われる予定です。
販売が100個に達し次第、終了となります。
また、来年には劇場公開も予定されているとのことです。
「Scénario」は54分の作品で、コラージュ技法を用いた18分の本編と、ゴダール自身が制作のビジョンを語る36分のドキュメンタリー映像「シナリオ:予告篇の構想」の2部構成となっています。
ゴダールは2021年に「そのふたつのシナリオを完成させて、自分の映画人生を終わりにする」と語っており、翌年の2022年9月13日にスイスで安楽死により亡くなりました。
「Scénario」は、彼の最後の作品として注目を集めており、特に「遺言 奇妙な戦争」の後に完成した“本当の遺作”とされています。
Roadsteadは、黒沢清の中編「Chime」を世に送り出したサービスであり、映像流通の新しい仕組みであるDigital Video Trading(DVT)を提供しています。
この仕組みでは、ユーザーは購入した作品を視聴するだけでなく、第三者へのリセールやレンタル、非営利の上映といった多様な利用が可能です。
「Scénario」の予約販売価格は2500ユーロで、特典としてゴダールが制作したノートのレプリカが付属します。
なお、「Scénario」は第37回東京国際映画祭にて正式出品され、東京・TOHOシネマズ シャンテでアジアンプレミアが行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/40321fa3594357008b6461e76ddb9c4e76596b96