有本明弘さんが96歳で亡くなった。娘・恵子さんの帰国を40年以上待ち続けた彼の思いが家族に引き継がれている。
要約すると有本明弘さん(96)が老衰のため亡くなった。
彼は北朝鮮による拉致被害者、有本恵子さんの父親であり、娘の帰国を40年以上にわたり願い続けていた。
恵子さんは1983年、ロンドン留学中に「仕事を紹介する」との誘いで北朝鮮に拉致された。
明弘さんと妻の嘉代子さんは、恵子さんが北朝鮮で生きているという手紙を受け取ったが、北朝鮮は2002年に日本人拉致を初めて認める際、恵子さんを含む8人が死亡したと主張した。
この主張には多くの矛盾があり、明弘さんは「娘は生きている」と信じ続けた。
彼は自らの寿命を心配しながらも、家族の分まで娘の帰国を待ち続ける意志を表明していた。
明弘さんは、家族に見守られながら安らかな最期を迎え、娘との再会を果たすことなく亡くなった。
家族は会見で、恵子さんの帰りを待ち続けることを誓い、支援を求めた。
明弘さんの長女、昌子さんは「私たち家族はいつまでも恵子の帰りを待ち続ける」と述べ、兄弟たちも父の死を悼みつつ、恵子さんの生存を信じていることを強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fa859a595a1b986bb3157df2e2f255fe41fe52f1